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三連休前日の金曜日、前泊が可能なら 南アルプスへというお誘いもあったが、仕事の都合が合わずに断らざるを得なくなってしまった。残念!!(T-T) 是非参加したいと思っていただけに、次の一山が浮かばない。それではと・・・飛騨の天蓋山へ出かけたメンバーの予定を聞くと、空木岳の近くの糸瀬山へ出かけるらしい。初めて聞く山の名前である 。標高が1800m近くあるらしい。足慣らしには手頃かな?気心の知れた山友でもあるので、夜遅くにドタサンすることに決めた。^^; |
国道からショウブ平の登山口までは約20分ほど。舗装 はされているが、途中から道幅も狭くなり、落石なども一部見られる。高所を上がって行くので要注意だ。登山口の手前に20台ほど停められるPがあるが、登山口前にも3台くらい止められるスペースもあるので、今日はそこに留め置く。
桧林を抜けると間もなく明るい登山道となる。山腹を巻くような感じで徐々に高度を上げていくので割と楽チンな山道である。 (^_^; 秋になってきたせいか、花よりもキノコ類が多く見られた。中には、15cmほどの饅頭のようなものも見られる。(◎o◎)キノコ類の知識はないので、見るだけである。
40分ほど登って、”イチョウ谷”の案内で休憩とする。糸瀬山には、ブリキに穴を開けて字形をかたどった凝った作りの案内が頂上まで設置してある。色が剥げ落ちても読めるようにという配慮かな?
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空木岳の前衛峰でもある糸瀬山は読書発電所を過ぎて暫くR19号を北上
すると見えてくる。↑
登山口には、登山届けBOXと「海抜870m、頂上まで180分」の案内がある。糸瀬山は標高が1866mあり、約1000mの登りとなる。今日は一応、3時間という設定だが、2週間のブランクは 、きついかな?細い階段を上がると、鬱蒼とした桧林に入る。 すごく、暗い・・・
植林地は、登り初めだけである。”松原よこて”からは松の混じる林に変わる。落ち葉を踏みしめながら里山の雰囲気を味わいながらゆったりと登る。この辺りまでは、比較的歩きやすい山道だ。まだ、秋と言うには少し早いが、他のHPを見ると、紅葉の季節も楽しめそうな山である。
”イチョウ谷”の休憩場所からは、これから登る長い稜線が樹間から左手に延びているのが分かる。休憩の後、”胸突八丁”と名づけられた階段の坂道を登る。ロープが張られていて、左手は深いイチョウ谷だ。胸突八丁と言うくらいだから大変な坂道かと思ったが、ほどなく稜線に上がると水平道に変わったのでやれやれである。ここで、休憩をとっても良かったかな?と思ったが、まだまだ先は長かった。(^^; |
膝くらいのササが出てきた。周りは、グリ〜ンだよ。
どこまで続く坂道・・・1時間半ほど登ってきた。何だか前を行く W君も足が重そうだ。(^^; 少し藪っぽい急坂のトラバース道を横切る。ここは横滑りに要注意だ。行きに気が付かなかったが、登り切った左手に 丸屋の鳥屋の案内があった。丸屋の鳥屋って何んだ (’’?) その先には、山居の鳥屋という案内もある。昔、山を越える野鳥を捕まえて飼っていたのだろうか? よく分からない。 |
コナラと松の門を通過。
話はそれるが、奈良のある大学に、平成の大馬鹿門と名付けられた門があった。面白い名前の門だが、すぐに撤去されたそうだ。(^^;
それはさておき、ここのは丁度、登山道を二本の木が挟むように立っている。
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10:45 コナラの大木 この季節に見かけた花は、アキノキリンソウだけ・・・(^^;
11:00 だんだんと藪が深くなってきた。足元が見えない・・・こんなのがずっ〜と続く。
展望はなく、ヤブコギをしていく。登山道の所々にササに隠れた倒木があるので足元には要注意!
倒木は、伊勢湾台風の時のものらしい・・・今から40年くらい前の話だ。
11:20 ダケカンバが目立ってきた。なかなかいい山の雰囲気だ。ジャングルのようでもある。(^_^;
行く手にザレ場が見えた。ようやく青ザレという所まで辿り着いたようだ。ザレ場注意のロープに掴まり登ると、展望が右手に開けてきた。頂上は展望がないらしいので、ここで展望を楽しもう。さすがに中央アルプスの前衛峰らしく、遠くに空木岳や南駒ヶ岳、越百山が見える。今日一番の大展望だ。 |
長い登りが続き、いい加減に歩き疲れてきたがササ海はなかなか終わりそうに無い。2度目の休憩を笹海に埋もれてとる。体まで緑に染まってしまいカメレオンになってしまいそうだ。(^^; イセトの案内板と赤テープが目印に、2時間半の登りでようやく頭上に青空が見えるようになってきた。
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展望良し!(^o^)/ 青ザレから見る空木岳と南駒ヶ岳
空木岳 南駒ヶ岳 仙崖ュ 越百山 南越百山 . |
続いて2番目のザレ場からは眼下にダム湖が見下ろせた。ササで境がはっきりしないので、ザレ場に近づきすぎると危ないので要注意。 |
青ザレは突然現れる。初めのザレ場は、登山道沿いにあり、危ないのでロープが張られている。足元に注意!海抜1800m地点、「頂上まで15分」 の案内あり。後、少しか?
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11:46 どこまで行けば頂上(‥?) ・・・ササの”しらび平”
ようこそ糸瀬山の歓迎看板があるもののどこが頂上か分からない。岐阜の位山のような大岩を通り過ぎる。
2階建ての家くらいはあるだろうか?そういえば、HPでこの「のろし岩」のレポを読んだ事があるのを思い出した。帰ってから探したら、ごっちゃんが2005年に出かけていた山だった。(^_^; |
シラビソのあるしらび平。緩やかに高度を上げていくので、どこまで頂上に近づいたのかが分からない・・・と思っていたら、”見晴台”の看板が目に止まる。大岩がゴロゴロする頂上だ。
登山道らしい道を先へ進むと、糸瀬山名物の大きな”のろし岩”が行く手に見えてきた。頂上は見過ごしたらしいが、のろし岩の傍まで行くと、見上げるような大岩である。
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のろし岩には、アルミの梯子が立てかけられており、その先に、鎖の階段(タイヤチェーン)
が付けられていて、岩の上に上がれそうだ・・・(^^;) 食事の前にshun君が挑戦する。
かなり、怖そう。しかし、難なく登ってしまった。ちょっと、勇気が必要です。(^^;
のろし岩に挑戦するshun君
のろし岩の周りを回ってみると、この岩が正面から見るよりもずっと大きな岩であることが分かる。
しかし、この岩に登るには、正面の梯子と鎖を使う以外には登ることは不可。
周囲には、シャクナゲやイワカガミの群生地がある。
岩の上は、尖がっていて平ではない。鎖もやや心もとない気もする。
岩の上からはもちろん展望が良いが、生憎と雲がかかり始めていた。
心配していた天気は晴天!とにかく、汗をよくかき、お腹が空いた。まずは、昼メシ、昼メシ!
今日の運転手はW君、久しぶりにビールを飲んで惰眠を貪る。(^^ゞ
巨石がゴロゴロしている山頂で帰りに三角点を探す。三角点は石の上にあった。杭は傍に置いてあったものを拝借。
今日、山で出会った登山者は浜松からの登山者1名だけ。ちょっと、さびしかったね。
※PS 家に帰り、HPで検索すると、ネット仲間のたけさんとごっちゃんのレポを見つけた。
春、秋の雰囲気は、初秋と大分違うので比較してみるのも面白いかも・・・
【山行の参考】 たけさんの山便り06.10.21 ごっちゃ んの山楽記05.5.5
※ この地図はカシミールを利用して作成しました。
実測ではありません、大雑把なイメージです。
帰りの温泉 阿寺温泉 あてら荘 |
糸瀬山の帰り、須原からの途中にある野尻宿の近くの阿寺渓谷。その先にあるフォレスパ木曽の一角にある「あてら荘」に立ち寄る。側にある「恋路の湯」の真向かいにある宿泊のできる旅館です。日帰り入浴が可能。「あてら荘」の方が値段的には手頃。 「あてら荘」 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉 入浴料大人500円 貴重品ロッカーあり。 TEL 0264−55−4455 「恋路の湯」 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉 入浴料大人800円 こちらは、新しくできた施設でプールもあります。 TEL 0264−55−3331 http://www.forespakiso.jp |
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