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少し暑さも和らいできた。秋になれば御池 岳のアケボノソウが気になる。気の早いのはもう咲いているらしい・・・それと、もうひとつ、カリガネソウというまだ見たことのない花も一度見てみたいという欲張りな思いが御池岳に足を向ける。問題は、蛭が出没することだ。何とか、蛭に遭わずに花だけみたい。そんなに物ごとは上手く行くはずもないが・・・(^_^; 兎に角、 出かけてみないことには話にならない。 |
8:18鞍掛峠の駐車場 ・発 蛭に追いつかれないように峠に着いた。久しぶりの峠の地蔵さんは、社の中に鎮座しておられた。ここまで来れば・・・と小休止しようと思ったら、先月の小津権現山の再現!突然、自分の左手に蛭がヒョコヒョコと纏わりついてきた。オッ〜トット!(◎o◎)/どこから???長居は無用。慌てて蛭を振り落として、その場を早々に立ち去る。
蛭が怖ければ山へ行かなければいいのにと思うのだが・・・(;^_^A。無事に蛭出没地帯をクリアーし、鈴北岳を目指す。先日の台風で木立の落葉が多い。ガスがかかった蒸し暑い山道は行く先が見えず、只管、高度を上げていく。ススキの穂も出ている。少し、紅葉も始まっているようだ。 それにしても、鈴北岳の最後の登りの登山道の痛みが気になった。 何とかならないものか? |
午前8時過ぎ、鞍掛峠の登山口前には既に5台ほどの車が・・・小生と同じことを考えている人達が居るようだ。気を強くする。(^^ゞ 問題は、峠までの急坂を、蛭に捕まらずに一気に駆け上がること。峠まで約20分かかる。前回この時期に来た時も歓迎してくれたから、今日もきっと、待ち構えているに違いない!(^^; 8:18いよいよスタート!峠まで、蛭に気を使いながら、息を切らしながら上がる。 途中の登山道に塩が撒いてあったが、蛭が居たからか?
献血は、年齢制限があるので最近はしていないが、蛭献血には年齢制限はない!蛭献血未体験者のせきすいは、蛭は絶対に避けたい相手である。峠でゆっくり休むことが出来なかったので、その先の鉄塔の下で小休止。まさか、こんな陽の当たるところには蛭は居ないだろう。(o^_^)b
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中ほどまでくるとトリカブトの仲間のカワチブシが見られた。蕾はまるでSF映画に出てくるエイリアンの
卵のような気がするのはσ(^-^;)だけ?↓
エイリアン(カワチブシ)とその子供・・・(^^;
ゴマナ?シロヨメナ? 10:07鈴北岳
さすがの蛭も、鈴北岳までは上がって来れないだろう。大の字になって草の上に横たわる。
さて、ここからがアケボノソウのエリアのはずである。
4年前、秋に来た時は鈴北岳から日本庭園の途中でアケボノソウを見かけたが・・・
カレンフェルトの草原にアケボノソウを求めたが今年は、全く見当たらない。どこへ消えた?
花が咲いてなくても、姿さえ見られれば確認できるのに・・・
あるのは半分草臥れてきたカワチブシとゴマナの群落だけである。
更に分岐の近くまで下りてきて 広々とした日本庭園を見渡す。
気持ちのよさそうな ふかふかの杉苔が辺り一面を敷き詰めている・・・が
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元池に寄ってみる。池の周囲には終わりかけのカワチブシがいっぱいである。
しかし、今日の目当ての花は、ここまで来ても全く見当たらない???
天敵のいない鹿の数がアンバラスに増えすぎて、生態系が壊れ始めているらしい・・・と
どこかのHPに、鹿の食害の話が出ていたが御池も例外ではないのかもしれない。
・・・ということは、アケボノソウもカリガネソウも、もう御池岳では見られないと言うことか?\(〇_o)/
ようやく、登山道沿いで一株だけアケボノソウを発見!カレンフェルトの池の斜面にあった。下手をすると池に落ちてしまいそうな所に咲いているから鹿も寄り付けなかったらしい?となると やはり鹿の仕業ということが益々濃厚になってくる・・・ |
真の池へと登山道を歩いてみる。確か、ここら辺りの登山道沿いでもアケボノソウがいっぱい楽しめたはずなのに・・・あるのは、シロヨメナかゴマナとか言われる花だけである。 これだけ広範囲だと、やはり、人の仕業というよりも鹿の食害か?
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目と目があったというか?(^^ゞ やっと見つけたアケボノソウ・・・でも、これっきりでした。
4年前、に見たあの沢山のアケボノソウは全く見当たらず。鹿に食べられてしまったようだ?
ちょっと寂しい気持ちになって、真の谷分岐から御池岳へと向かう。
御池の山の石灰岩は苔生していて雰囲気の良い森を作っている。
そして、最初、トリカブトと同じ色をしていたので気が付かなかったけれど、良く見れば・・・
カリガネソウである。
特徴のあるおしべで分かります。カリガネソウとは初めてのご対面。
カリガネソウは、独特の臭いの為、鹿も食べないそうだが、結局、この花も一株のみ出会えただけ。
今日の目的である、御池岳の秋の花であるアケボノソウとカリガネソウに出会えて良かった。
数少ない花を見させてくれた山の神様の粋な計らいには感謝である
・・・が、如何せん!異常に少なすぎる。期待を裏切る少なさに、Oh my God !!
沢山あるのは、毒のあるトリカブトの仲間だけ・・・ あんなに沢山咲いていたアケボノソウは・・・?
こんなにも少ないとは・・・ちょっと残念である。少し寂しい気持ちで、鈴北岳で小休止。
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丁度、登ってきて休んでいた二人の登山者と山の話をする。
ここでは、花のことよりも、蛭のことが話題になり、三箇所もやられたと、名誉の傷跡を見せながら
鈴鹿に来て、蛭に噛まれたことが無いとは、未だ鈴鹿を語れませんよ、と言われてしまった。
彼にとっては、蛭の噛み跡は勲章みたいなものか?(^^;)
夕日のテラスへ向かうという二人を見送り
帰りは、蛭のことを気にしながら下山、鞍掛峠からトンネルまでは駆け足で下る。
お陰で、今日も蛭の被害はなし。いつまで、無傷でいられるかな?(^^ゞ
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