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西穂高岳にしほだかだけ2909m
念願の西穂に挑戦し、北アルプス一望! 071008 |
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※注意 今回は、少し画像が多いので多少重いかもしれません。悪しからず。 |
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またまた三連休 ・・・v(^_-)、休みが多いのは有難いが、自己都合とお天気が問題である・・・「西穂に行くけど、一緒に行きませんか?」と突然、山のお誘いを受けた。西穂高岳は 百名山のひとつで、山を始めた頃に、独標まで行き、その先の険しいアップダウンの続く岩稜を見て、この先は自分では無理だな?と思い諦めていた山である。 その後、奥穂高岳で出会った登山者から聞いた滑落事故の話が、更に西穂高岳から小生の足を遠ざけさせた。しかし、いつか機会があればと・・・半分諦めかけつつも、登ってみたいと密かに憧れていた山でもある。もちろん今回、そのお誘いを受けて行くことに決めたのは言うまでもない。(o^_^)b せきすいは高所恐怖症を克服し、無事に頂上に立つことができるか? |
この時間にいるのは登山者ぐらいであるが、既に乗り場には行列が出来ていた。何とか始発に乗り込めたが、外の景色は見られず。なお、帰りのことを考えると、麓駅よりも百人乗りのロープウェイの終点駅の鍋平=白樺平から乗った方が楽かも?
時々、シラビソ林越しに西穂高岳の稜線が見え隠れする。今日は、いよいよあのピークを目指すと思うとワクワクしてくる。秋を迎え、道端のゴゼンタチバナの実が殊更に赤く色づいている。花の後も楽しめる高山植物だ。 |
西穂高岳を日帰りするには、西穂山荘に泊まる以外に、朝一番のロープウェイで上がらないと帰りのロープウェイに間に合わない。午前7時前、既に鍋平のP(\500でした)は2段目まで埋まっている。始発のロープウェイは7時10分。Pからロープウェイ乗り場まではすぐである。 正面に槍が見えた。
ロープウェイは約7分ほどで西穂高岳駅を往復する。駅を降りれば西穂高岳登山口である。笠ヶ岳が高く聳える。幡隆上人像に挨拶を済ませて西穂山荘を目指す。紅葉にはまだ少し早いか?
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8:21西穂高岳駅から1時間で西穂山荘2385m到着。
気持ちのいい朝のデッキで沢山の登山者が出発前の一時を寛いでいた。
独標へ・・・
5年前の記憶を引っ張り出してきて思い出すと・・・長く続く坂道・・・の先1時間ほど、独標まではなだらかな登山道だったように思う。そして、荒々しい北アルプスを実感させてくれたせきすいの初めての北アルプスが独標だった。(^^; |
20分ほどの大休憩の後、さて、ここからが西穂高岳への登山道である。幸い、お天気にも恵まれて明るい北アルプスが楽しめそう。山荘からは一気に高度を上げていく。5分も登れば先ほどまでいた山荘が小さくなっていく。それとともに、今まで見えなかった焼岳や乗鞍岳が姿を見せる。
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9:12 河原のような石の登山道を黙々と上がっていく。隣のT氏がほら!と指差す向こうに・・・
遥か遠くにうっすらと富士山が見えた・・・久しぶりの富士山である。頂上からも見えたら嬉しいね。(^O^)
左手には、笠ヶ岳の稜線が西穂高岳の稜線に肩を並べるように見える。笠ヶ岳へも登りたいと思うが、あちらはロープウェイはないから・・・10時間近くの登山となる! また、いつかね。(^^)/ |
独標を目指す登山者に混じりながら、長いゴロゴロ石の長い坂を登る。この丸山を登っているしばらくの間は、西穂高岳は見えない。長い坂道はただ只管、坂道が途切れるまで登るしかない。
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8:31 独標がだんだんと近づいてきた。 |
独標に登ると、その上は結構広くて20人くらいは休憩ができる。崖っぷちから眼下を覗けば、梓川が蛇行し、河童橋の近くの上高地ビジターセンターも見下ろせる。高さは1000m以上ある。
岩稜の上でコックリコックリと居眠りしている人がいる。のんびりとした時間が過ぎる。それにしても、まぁ、\(◎o◎)/足下は1000mの断崖である。落ちたらそのままほんとの夢の世界に直行間違いなし。良い子は、真似はしないように・・・(A^_^; |
独標の近くまではそれほど緊張感もないが、直下にくると垂直に岩をよじ登っていく感じである。鎖場もあったりして、本格的な登山という気持ちになってくる。 しかし、登れない壁ではない。
独標は大賑わい。大抵の登山者はここまでである。君子危うきに近寄らず?せきすいも前に来た時はここで引き返した。今日はいよいよこの先の未知の領域に踏み込む。少し、キンチョール。まずは心の準備のために、一休みだ。
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ピラミッドピークへ・・・
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独標からの360度の北アルプス展望だけでも十分にアルプスに来た気分になれるが・・・
さて、今日はいよいよ ここからが本番!!急峻のヤセ尾根が続くので危険度も高い。
大小13ものピークの登下降を繰り返しをしながら高度を上げていく。
上級者の標準タイムで片道1時間30分の所要時間だという。先頭のY氏に続いて独標を慎重に下りる。
10:02 独標を急降下で真下に下りていく感じである。
『独標から先を見て気後れしたら、行くべきではない。』・・・というのは、確かにその通りだと思う。
岩場は踏みならされているとは言え、気が抜けない。とにかく慎重に、痩せ尾根に下りる。
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10:06 ピラミッドピークの途中から黒々とした岩の塊の独標を振り返ると焼岳と乗鞍岳が見えた。
何でもないように思える景色がそこにある。あそこからここまで、5年もかかるとは正直思わなかった。(^^;
まぁ少し、道草し過ぎたかな?でも、前穂のつり尾根での貴重な体験もあったし・・・
競争してる訳じゃないしマイペースで・・・無理せず山を楽しむのがせきすい流だと思っている。
10:23 無事にピラミッドピークに立つ!v(^o^) ピラミッドピークから独標を見下ろすと登山者がアリの行列のように登って来ているのが面白い。上高地を流れる梓川を挟んで対岸に見えるのは、霞沢岳(2646m)。写真が小さいと今いち実感が 湧かないかもしれないが、両手を鳥のように広げたらそのまま大空を飛びまわれるような気持ちになる。それはないか!(^_^;\_(^^ゞ T氏曰く、高度差があるので正に空を歩いている感じ・・・の天空散歩が楽しめるのは本当のこと。(o^_^)b |
ピラミッドピークから独標を見下ろす。 |
しかし、ここで終わりではないよとY氏・・・見上げれば、次のピークと西穂高岳が待っている。(^^; 西穂くらいなら簡単にいけると言うベテランもいるかもしれないが、それはせきすいには当たらない。5年目にして、ようやく西穂高岳に辿り着いたせきすいは、このアルプスの険しさに慄きながら、山の威厳に圧倒されながら、またこの地形を創造した自然の 偉大さを肌で感じ、実物大のジオラマに感動しながら登っていた。まぁ、山は、 人それぞれにいろんな楽しみ方があるということです。
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西穂高岳に少しづつ近づいているのは分かるけれども、下から見上げるていると、近過ぎてどこが西穂高岳か?分からなくなってくる。 |
ひとつのピークから次のピークへは長い登りと曲がりくねった登山道が続く。ひとつ乗り越したと思ってほっとすると、今度はまだ新しい鎖場である。(^^; 鎖に掴まりながらトラバースする。
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10:44 幾つものピークを乗り越えて・・・通過してきたピーク群を振り返る。
ガレ場を過ぎるといよいよ目の前に本物の西穂高岳が姿を現してきた。あと少しだな^^; ・・・BUT ! 唐松岳のように簡単な登りではなかった。 |
登山道から振り返ると幾つものピークが見えている。あれ〜!いつの間に、あんなにもアップダウンをしてきたのだろう??(’’?
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11:06 ようやく目の前に西穂高岳が・・・最後の一登りが一番、緊張を強いられた。 |
どうやって登ろうかと下から見ながら考えていたら、上から下りてきた下山者も下りていくルートを探している。登りも下りも要注意場所である。
慎重に何とか岩場を通過すると、青い空をバックに西穂高岳の頂上が見えてきた。遂に、やってきたぞ!!念願の西穂高岳へ |
ピラミッドの天辺のように西穂高岳の頂上はあまり広くはないようだ。足場の悪い山腹を登っていくとこれは?・・・と戸惑う岩盤の下にでる。
横から見ると、45度近い掴まりどころのない平らな斜面で、三点支持で登らないと、転げ落ちてしまいそうだ。ここでコケるとマジでヤバイ!(;><)
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11:16 鎖もない崩れやすい岩稜地帯を通過する・・・勇気と平衡感覚が必要です。(A^^;
バランスを崩すとかなり ヤバイです。ちょっと怖いくらい・・・
何でこんなところに登ってくるんだろうと思わず思ってしまった。(^^ゞ それは、そこに山があるから・・・
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11:19 独標から約1時間半で遂に念願の西穂高岳頂上に立つ。(^-^)/ヤッホ〜、ヤッター!
心配していた天気にも恵まれて、西穂高岳登山を楽しむことができ大満足である。
今回、西穂高岳行きに誘っていただいたメンバーに感謝である。
救助ヘリが近づいてきた。何かあったんだろうか(‥?) 間もなく、奥穂方面に飛んでいった。
2909mのピークでWピース!遂に念願の西穂高岳に登頂。
槍が岳が遠くに、正面にジャンダルムが聳え・・・つり尾根が延びる。
この先は、ベテランの領域だ。簡単に人を寄せ付けない目に見えない大きな壁がある。
きっと、勇気と知恵と体力、自分との戦いができる強い意志が必要な世界なんだろう・・・
せきすいは、ここまでで十分・・・西穂高岳の頂上からも富士山が見えた。これは、ご褒美かな?d(^_^o)
ここから先に行きたい人は
↓
のぶながさんのHPを参照 → http://www.abaxjp.com/nisiho/nisiho.html |
あんなに幾つものピークをこなしてきたんだ。さて、帰ろうか。(^o^)/~~~
せきすいも遂に西穂高岳登頂を果たし、ひとつの目標に辿り着いたような気がします。
帰りは4時半までにロープウェイ乗り場まで戻らないと帰れない。
15:41西穂高岳駅に到着。既に、大勢の登山者や観光客で行列ができていた。
約1時間後、ようやくロープウェイで下りてきました。
※ この地図はカシミールを利用して作成しました。
実測ではありません、大雑把なイメージです。
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