クロモジ咲く、静かな小岐須渓谷入口・・・
職場が換わり、多忙な毎日にほっとした一時を持とうとすれば、思いつくのは山ばかり。(;^_^A 鈴鹿の山は混雑しているだろうな〜。そこで思いついたのは、以前一度訪れたことのある宮指路岳から見えた仙ヶ岳への縦走ルート。ややスリルのある1時間半のほどの縦走路である。近くにお住まいのTさんに声を掛けたら、案内しましょう かという嬉しい返事を頂く。持つべきものはいい山友ですね。(o^_^)b |
6:05 早朝、菰野近くで途中で見た一筋の雲・・・気になって撮っておきました。山頂で地震!やはり地震雲か?
鈴鹿ICから小岐須渓谷へと向かう。中央が宮指路岳
林道の最初の曲がり口から少し分かりにくいヤケギ谷登山口に踏み込む。堰堤を越えて間もなく雰囲気の良い滑滝に出会う。
山道に花はないかと探していたら、Tさんが見過ごしてしまいそうな小さな花を見つけた。よく見れば、初めて見るトウゴクサバノオだ。クリーム色の小さな花なので、マクロで撮ってみたけど、ややピンボケ・・・小さな花はMyカメラでは撮るのが難しい。(^_^;) |
宮指路岳の登山口までは2002レポを参照。大石橋の奥にある駐車場に車を停める。先客1台。ここでTさんと合流。5年前に来た時と特に様子は変わっていない。春霞の中にクロモジが黄色い花を咲かせて迎えてくれた。 ここの「ポイント1」からは林道を少し歩く。
ここのルートは道標が立っていて、なかなか親切な登山道だ。この先、宮指路岳の「ポイント9」まで続く。有難い道しるべである。
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ポイント道標や赤テープ、赤ペンキを辿れば登山道を間違えることはないだろう。急登の途中「ポイント6」で小休止。(^^ゞ 鈴鹿の二次林は明るくて好きな所だ。小さな小川が脇を流れる「ポイント7」付近も感じがいい。「ポイント7」からはしばらく谷を詰め、左手の尾根に上がる。 |
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明るくなった稜線上の登山道からは、遠くに鎌ヶ岳が姿を現す。ご無沙汰しているな〜(^_^; また、お邪魔するからね。(^-^)/
登山口から1時間半で東海展望に到着。幸い強風に吹きまくられることなく、双耳峰の仙ヶ岳へのアップダウンのある稜線を確認する。 この稜線は野登山へと続く縦走コースだ。↓ |
稜線に上がると小さなショウジョウバカマが所々に咲いていた。今まで、水辺近くに咲くものだと思っていたが、そうでもなさそうだ。可愛いいのでついでに撮っておく。(^^;
黄色い木の花はアブラチャン?早春の静かな山の中で目に賑やかだ。新緑前の木立も春の訪れを感じさせてくれる。間もなく「ポイント8」。ここを左に行けば、いよいよ大きな石がゴロゴロする展望のきく東海展望だ。
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東海展望からは目の前にこれから縦走する仙ヶ岳への縦走路が見渡せる。
大小のアップダウンの後、小社峠経由で目的地の仙ヶ岳・西峰だ。
しかし、その前に問題のザレ場”犬返しの険”が待っている。(^^ゞ
宮指路岳まではたったの15分。あっけなく頂上に着いた。しかし、以前に来た時よりも、ササの少ないのが気にかかる。(‥?) |
東海展望からの展望を楽しんだ後、宮指路岳へと向かう。一度下って登り返しすのだ。どのくらい時間がかかるのか心配したが・・・
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意外と早く着いたので、馬の背岩まで行ってみることにした。
そこから覗き込むと、これから行くザレザレの”犬返しの険”が見下ろせた。(^^;)
【※犬返しの険の「険」は、「剣」ではなく「険」でした。お詫びして訂正します。】
馬の背岩から見下ろす”犬返しの険”
仙ヶ岳への登山道は、どんどんと高度を下げて行き、ザレザレの道になる。コンクリートが吹き付けてあるが割れていたり、滑り易いので要注意だ!落石に注意して下りていく。
やっと、犬返しの険を無事に抜けヤレヤレと思っていたところで、犬を連れた登山者に出会う。(〇o〇;) 笑っているようにも見えたあの犬、無事通り抜けられるのだろうか・・・ 犬返しの険だぞ(^^;犬と登山者を見送り、稜線を更に先へと進む。 |
再び宮指路岳の頂上に戻って、まっすぐ進めば仙ヶ岳への登山道である。ふと、頂上標識を見下ろせば、 優しい山の神様の陶板が・・思わず心が和み、微笑み返し。(*^^*)/
そして、鞍部から再び登り返す。こんな所で地震には遭いたくないものだ。(;^_^A 赤テープや赤ペンキを探しながら岩の間をすり抜けていく。岩場の下は一歩、足を踏み入れるとサラサラと蟻地獄のように砂が流れ落ちていく・・・
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10:08 犬返しの険を抜けて仙ヶ岳へとアップダウンの続く稜線、まだ大分あるな〜(^^;)
仙ヶ谷の向こうには野登山も見える。高度感もあり、展望もいいから歩いていても気持ちがいい。少し霞んでいるのが惜しまれる。
起伏に富んだ稜線は変化に富んでいて歩くのは面白いのだが、足元にも注意が必要だ。足を踏み外さないように!
仙ヶ岳への登りの途中で、今年初めて見るバイカオーレンを発見。なんでこんな所に?という所に咲いていた。(^^;
そろそろ歩き飽きてきたな。(^^ゞ 宮指路岳から2時間弱。ようやく仙ヶ岳の頂上に到着。背後に鎌ヶ岳を入れて記念の写真。暖めていた長年の宿題をやり終えた気がした。付き合ってくれた山友に感謝である。 |
展望の稜線からは、さっきまで居た東海展望がみえる。あれは三体仏かな? 稜線にも山腹にもコブシの白い花が所々に咲いていた。見通しが良ければ伊勢湾も見えるのだろう。
ここら辺で見られるのは、イワウチワかイワカガミか?とTさんと話していたら、途中でピンクの花を見つけた。イワウチワのようである。未だにこの花の葉の区別は分からない。(^^;
登ったり下ったりと登山道はどこまでも続く。大下りした後、ひとつ登り返して小社峠に到着。宮指路岳から約1時間20分。予定通りだ。
仙ヶ岳への最後の登り道は木立が少なくなったササの登山道だ。見晴らしも良い。宮妻峡から入道に登る雰囲気?だ。
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11:35 仙ヶ岳から歩いてきた尾根を振り返る。宮指路岳の後ろに鎌ヶ岳、その後ろは御在所岳。
まさかと思ったが、地震雲が当たった。犬返しの険を通過中だったらかなり怖い。(;^_^A 昼休憩後、小社峠まで戻り、仙ヶ谷を下る。帰りの林道は大丈夫か少し気になる。少し早足で下りて行くとピンク色のアカヤシオ発見。これも今年初めて 。(^^)/ちょっと遠いか (^^;
谷を渡り返しながら登山道を下りる。「ポイント5,4,3」は見落としたらしい。(^^ゞ いきなり「ポイント2」で仙鶏尾根からの登山道と合流。ここまで来れば後少し。最後に出会った綺麗な滝は 、透き通った水を湛えていた。 |
頂上で昼食の用意をしているとヘリコプターが何度も仙ヶ岳の上空を旋回している。誰か怪我でもしたのかな?翌日の新聞で遭難があったことを知る。それから程なく、今朝 見た地震雲の話をしていたら、頂上が 一瞬、10cmほど左右に揺れた。やっぱり地震が起きた!。山で地震に遭遇したのは初めてだ。(◎o◎;)!
地震の余震を心配しながら、小社峠から仙ヶ谷経由で下山。「ポイント8、7、6」を通過。こちらの登山道は杉の植林地の中の登山道で、往路のような危ない所はない。
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約1時間で林道に合流。何とか無事に下りて来られました。(;^_^A ここから30分ほどで大石橋駐車場です。 |
ネコノメソウ ミヤマシキミ マムシグサ
(周回) 小岐須渓谷登山口→宮指路岳→犬返しの険→仙ヶ岳→小岐須渓谷登山口
※この地図はカシミールを利用しました。実測ではありません。
●アプローチ |
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