宮指路岳
くしろだけ

周遊。ヤケギ谷から東海展望、カワラコバ へ。
登山口→東海展望→宮指路岳→小岐須峠→登山口

946m

【三重県鈴鹿市】02/ 11/4


  久しぶりの鈴鹿の山は、宮指路岳。標高がそのまま山名にもなっている。名前はよく耳にするものの、紹介本にあった「・・・犬帰しの険になる。スリップしたら谷底に持っていかれる云々・・・」などなどの表現に少々躊躇していたのも事実。( ;^^)ヘ..  しかし、この夏は穂高岳へも出かけたことだし、少々スリルのある山歩きも気をつけて登れば、登れない山ではないだろうということで3人で挑戦をすることにしました。
            <注>尚、犬帰しの険は、小社峠から宮指路岳に至るルートにあるので、今回は通りませんでした。



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【天    候】 曇り時々晴れ
【メ ン バ ー】 せきすい他2名
【各務原発 】 7:00【現地着 】8:40
【コースタイム】 
   8:42−  駐車場−−−−−−12:50
   8:50−  登山口・発−-−−−12:42
   9:00− ヤケギ・コンヤ谷分岐   
↓  9:30− ポイント−4                 
  10:00− ポイント−7                 
  10:16− 東海展望 −10:27        
  10:32− 三体仏岩                    
  10:43− 宮指路岳 −11:27        
  11:29− 小岐須峠・ポイント−19
  12:15− ポイント−13・ロープ場   ↑
  12:40− 登山口(堰堤)−−−−−┘
【所要時間】 ※休憩含む
○登り・約2時間 ◎下り・約1時間半


麓から見える台形の宮指路岳


 
広い駐車場がある

  駐車場には既に10台くらいの車があり、空き見つけて止める。北側の山は紅葉が綺麗だ。支度を済ませてすぐ下の登山口へ。
 通報ポイント[1]の指道標識が林道のすぐ手前にあり、登山口はコチラと語る。よく見ると林道入口の左手に登り口がある。ここから登るんだ。しかし、いきなり急登である。その先にある堰堤まで行って気がついたのだが、下の林道がこの堰堤まで続いていた。堰堤の手前にも登山口がある。紛らわしい標識である。


ヤケギ谷・カワラコバ谷分岐指道標識[2]

 沢を何度か横切り、ロープ場を過ぎると、やがて高さ10mくらいの滝が左手に見えてくる。急斜面に付けられた細い登山道はやや滑りやすいので注意!沢沿いの登山道を上がるとやがて杉の植林地へと踏み込む。通報ポイント[4][5]あたりでは、ところどころで紅葉が見られる2次林の中の静かな山道である。


ポイント[6]手前。細い登山道を登る

 ポイント[6]を過ぎると今度は平地が続き、しばらくはハイキング気分で歩く。花はないが、カサカサと落ち葉を踏みしめる秋の登山道を独り(三人)占めして歩くのは何だか楽しいものだ。沢から離れたと思ったら今度は、沢の流れがザーザーと風の音のように聞こえてきた。随分と高度を上げたような気がするが意外と水量が多い。平らな谷の支流の傍に立つポイント[7]までは約1時間である。


谷の登山道。
正面の白い案内板を左折すると尾根に上がる。

 少し急な坂道が続き、雑木越しに右手に宮指路岳を、左手に野登山を見ながら登る。よく見れば、トンガリ帽子の形をした鎌ヶ岳も見えるではないか。いいぞ、いいぞ!だんだんと展望が良くなってきた。急な坂道が徐々に緩やかになり、ポイント[8]に到達。右は宮指路岳への近道。左へ行けば東海展望とある。登山口から東海展望までは約1時間30分。花崗岩の点在する東海展望の巨岩からは紅葉の山並みが見事。但し、吹き曝しのためとても寒い。気温を見れば、3℃。風速10m/S以上。

  鈴鹿ICを降りて赤い鳥居をくぐりまっすぐに山へと向かう。左手に見える削られた山肌の野登山の奥に見える台形の山が今日、登る宮指路岳のようだ。小岐須渓谷の入り口は、やや分かりにくいが、取りあえず左手に見える工場の前を通り過ぎ、小岐須町バス停が見えるところまで走る。家並みの中の細い道を道なりに進むと、やがて舗装道路は山の中の砕石工場の中を横切る。ちょっと怖そうな崖のある山道を登っていくと左手にキャンプ場が見え、小さな大石橋を渡ると登山口 である。更にその先に15台くらい止められる広めの駐車場がある。


↑指道標識[1]     宮指路岳・登山口に続く林道

 堰堤を過ぎ、間もなく小さな滝が現れた。雰囲気のよい鈴鹿の山らしい登山道である。滝からは5分ほどでヤケギ谷と コンヤ谷の登山道分岐となり、通報ポイント[2]が立つ。左に進むとヤケギ谷だ。この指道標識=通報ポイントは登山道の案内板で、入り口のポイント[2]から宮指路岳頂上のポイント[10]まで続き、小岐須峠のポイント[19]から登山口近くの[12]まで拾って歩くことにな り、ここ[2]に戻ってくる。

 赤いテープと標識を頼りに何とか登山道は確認できる。ポイント[5]を過ぎ ると、やや急坂が続き、ポイント[6]で休憩。気温が低いとはいえ、さすがに汗を拭き吹き登る。登山道沿いには炭焼きの窯跡が所々で現れ、往時の姿をとどめる。鈴鹿の山奥は、植林のしていない雑木の2次林が広がり、炭焼きが行われなくなってからは、徐々に自然林にもどりつつあるようだ。落葉樹は葉を落とし始めており、林の中はいたって明るい。 途中でイワカガミの葉を見かけた。


ポイント
[7]付近はなだらか

  空が開け、尾根に上がったのかと思うとまた支尾根ということが2〜3度くらい続き、もう騙されないぞと思う頃に狭い谷の登山道となる。 もうそろそろだろうと前方に目をやると白い標識が目に入った。標識から一気に急坂を駆け上り、谷から這い上がるとようやく尾根に出た。宮指路岳の稜線が樹間越しにみえるから今度は間違いないだろうと自問自答する。(^^ゞ
 尾根の登山道は、入道ヶ岳の二本松尾根の雰囲気がある。尾根の木立は2mほどの低木の落葉樹ばかりでわずかに紅葉を残す。


宮指路岳が見えた

   
   巨岩のオブジェが点在する東海展望            野登山をバックに・・・

                       ↓三体仏岩
  
双耳峰の仙ヶ岳           東海展望から見る紅葉する県境尾根の山々

   
稜線から見える鎌ヶ岳         


三体仏岩

  約2時間で宮指路岳頂上に着いた。この頂上は隣の仙ヶ岳への分岐にもなっている。ここまで来て、かなり気に入った山になったので是非、コチラのルートも踏破してみたいと思った。
 しかし今日は、相変わらず強風が吹き捲くり、木立の中に身を隠していても寒い。じっとしていては寒すぎる。狭い頂上からの展望は今イチ。早々に昼食を済ませ、景色をカメラに収め ようと、すぐ傍のザレ場まで行く。ここからは隣の仙ヶ岳から綿向山の展望が開ける。天気が良ければ惰眠を貪れる場所でもある。(^_^; 

 
小岐須峠分岐

 宮指路岳の紅葉は今が旬? ポイント[18]付近からはゴロ石のやや歩きにくい登山道となる。頂上の強風を避けて何グループかの登山者が窯跡で食事を摂っていた。やがて小さな沢が現れ、以後、沢沿いの登山道が続く。一度、沢を離れポイント[13]を過ぎると登山道が崩れているが何とか乗り越えた。その先には、ロープの張られたガレ場があったが、何のことはない、その下に別の登山道ができていた。
 今回、心配していた山行ではあったが、このルートは、一部を除けば比較的安定した山道で、展望もよく満足できるお薦めのコースである。 帰りにキャンプ場の屏風岩に立ち寄る。
※次回は、犬帰しの険のある県境尾根を歩いてみたい。

  東海展望ではウィンドブレーカーを着込む。危うく帽子を飛ばされそうになった。強風と寒さのため展望もそこそこに樹林の中へ退散。途中、東海展望から見えた三体物岩が登山道のすぐ傍に見えた。道もついていたが寒さのため今回はパス。もう一回来てもよい思ったので次回に残しておこう。(^_^;  水平な尾根からは鎌ヶ岳がよく見えた。行く手にはいよいよ宮指路岳が見える。一度下ってポイント[9]から登り返せばもう少しで頂上である。東海展望の景観に励まされたお陰か?比較的疲れもないので一気に頂上を目指す。


宮指路岳頂上

 また、ザレ場の高みからは伊勢湾が見下ろせ、遠く知多半島や渥美半島も見下ろせた。もっと天気が良ければかなり展望なども楽しめる名山であると思う。なお、ザレ場にある馬の背岩に登るには風が強すぎて断念。残念。
 宮指路岳頂上から小岐須峠分岐まではほんの3分ほどである。帰りは、小岐須峠からカワラコバを通りコンヤ谷を下る。真っ直ぐ行くと水沢峠へ。下りの登山道沿いには、岐阜の山のような巨石が居並び、ちょっと不思議な雰囲気がある・・・。 帰路は遠くに白い山肌を見せる格好の良い鎌ヶ岳を見ながら下りる。


ロープの張られたガレ場

頂上のすぐそばのザレ場からの展望
 
    仙ヶ岳方面                 竜王山、綿向山方面と林立する岩石群

-  グリーンホテル -
新・湯の山温泉

  鈴鹿スカイラインを上がり、菰野富士を回り込むと左手に見えてくるホテルです。「日帰り入浴可」という電柱の看板が目印。左手にテニスコートが見えたら左折。謳い文句は「地下1300mからとうとうと湧き出す源泉。美人の湯と呼ばれる天然温泉は、大露天風呂をはじめ、泡風呂と大風呂をひとつにした大浴場、源泉風呂など、お湯三昧をお楽しみ ・・・」   
 バスタオル、タオルは各200円で貸し出し。やや茶色っぽいお湯で、さすがにホテルの温泉だけあり、お湯も綺麗で露天風呂は立派。ただし、内風呂からは離れているのでそこまで行くまでが寒い。希望荘と比較 すると少し高いが・・・隣にヘルシーパルがある。
 
○ 三重県三重郡菰野町千草西江野7054-173

     電話:0593−92−3111

入浴料大人¥650
  
ロッカーとシャンプーあり。露天風呂・内風呂あり。
○営業時間 AM 10:00〜PM 5:00。
○休 館 日  毎週木曜日

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登山口→東海展望→宮指路岳→小岐須峠→登山口
 

アプローチ
 東名阪道路・鈴鹿ICで下り、赤い鳥居をくぐってしばらく真っ直ぐに車を走らせる。 小岐須バス停前を通り、民家の中の細い道を道なりに山へと向かう。所々に標識があるので確認すること。小岐須渓谷沿いの道は終点の駐車場まで舗装がされている。  途中、砕石工場の中を通る。 キャンプ場を過ぎると登山口の手前に小さな大石橋があり、その少し先に駐車場がある。

※ 舗装道路はやや狭いのですれ違いには注意
駐車場
 
登山口の20mくらい先にやや広めの10台くらい止められる駐車場がある。ゲートはなく、更にその先へも進めそうな感じである。
登山口
  駐車場から登山口まではほんの少し戻る。通報ポイント[1]の指道標識と登山口の標がある。堰堤工事のために作られた林道から入る と堰堤前の左手にも登山口標識がある。尚、通報ポイント[1]の指道標の左手上にも登山道がある。

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