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昔からあった藤波谷から小津権現山への山道が 日本山岳会岐阜支部と大垣山協の各有志、岐阜県の関係者により整備され、岐阜の山の日にちなんで小津権現山の新ルートとして公開されました。なお今回は、プレ公開ということで、来年も実施されるそうです。 この企画は、山岳会のメンバーでもあるネットの先輩、ミツル師匠にご紹介頂き、公開の日を待っていました。近場の新ルートを一番乗りで紹介するつもりでいましたので、他の山行はさておき、残暑厳しいこの時期に千b足らずの山に登ったわけです。(^^;) 7時に旧久瀬村役場に40名ほどが集合し、藤波谷と小津の2組に別れ、クロス縦走します。いつでも、どこでも山行にはビックリがつき物なのですが、今回も意外な出会いがありました。(;^_^A |
蛭の被害を未だかって味わったことのないせきすいである。今日は、初めての洗礼を受けるべき時が来たかと内心不安ではあるが、虎穴に入らずんば何とか・・・今日、参加することで山レポが書けるとあれば背に腹は代えられない。(^^; Aチームは、白木隊長以下17、8名のメンバーで、ミツルさん以外は初対面の山岳会会員である。さて、堰堤を乗り越えて蛭が居そうな、やや薄暗い涸れ谷に下り、横断して左手の斜面に取り付く。
支尾根に上がり後続を待つためにしばし小休止。重いから助けてというメンバーからミニトマトの差入れを頂く。最近のミニトマトは甘くて上手い。自家製だそうだ。そんな時 一人のメンバーが、ヒョコヒョコと動くものを手にして遊んでいる。よく見れば、元気なおヒル様である。\(◎o◎)/!覚悟はしていたが早速のお出ましだ。しっかりとスパッツをしてきても心配だ。 思わず、自分の周りを見回し、ズボンを点検する。(;^_^A
木の階段を登りきると未舗装の林道に合流。その林道終点の広場で休憩とする。林道は更に先へと続いているが、現在はここが林道終点である。この広場から振り返ると、正面にはまだ登ったことのない天狗山が見えた。その右手は、五蛇池山でその隣が蕎麦粒山かな?ようやく展望らしい展望が広がる。背伸びをすれば、眼下に奥いび湖。水場もなく、さすがに、ここまでは蛭も上がっては来ていないようだ。(^^; 登山道は、その取り付きにある。高度は約700m。 |
7時に旧久瀬村役場に集合し、本日のイベントの挨拶の後、藤波谷口(Aチーム)と小津登山口(Bチーム)の二手に分かれて車に便乗し、それぞれの登山口に向かう。 本日、Bチームは、テント泊をされるそうである。藤橋の道の駅を過ぎ、横山ダムを左に見ながらダム湖を遡り、新川尻橋の手前のカーブに藤波谷登山口がある。 「南矢中谷県有林/岐阜県」の大きな看板が立つ。駐車スペースは4 〜6台ほどでそんなに広くはない。今日は、もしかしたら・・・蛭に会えるかもしれないというので、全員、ヒルキックを吹きかける。 (^^;
一番ヒルが居そうな場所である沢を渡る。(^^; ここの所の晴天続きで涸れ谷である。無事に渡り終える。対岸の登山道はのっけから急斜面のジグザクのトラバース登山道である。一部、トラロープの張られた急登を一気に130m登り、支尾根まで上がる。足場の悪い所は、注意しないと転げ落ちていってしまいそうな急坂なので横見は禁物だ。
二番目の休憩地では、白木隊長のユニクロで買った山ウェアが話題になる。72歳という隊長さんはその年を感じさせない着こなしをしている云々と話していたら、また蛭がノコノコと現れた。今度は、塩水スプレーで撃退。蛭は確かに塩水には弱いようだ。ヒルはナメクジの仲間か (''?
{後日談⇒塩水スプレーを持参したのは、「私でした」と山たまごさん!その時は、全く気が付かず。^^;}
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林道終点から振り返る。手前のピークは天狗山、五蛇池山、蕎麦粒山が見える。(9:30〜9:50休憩
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巨大ブナの木から間もなく、なだらかでやや広がりのある雰囲気の良い尾根に到着。「権現平」とでも名前を付けてみてはどうだろう?この辺りは、ナラの木が虫で立ち枯れしたものが多く、山岳会メンバーにより枯れ木の伐採と植樹がされ、整備された場所である。 枯れた木を利用した登山道が造られ、指定された場所を通る。
権現平で、山岳会と協力して小津権現山の森づくりに携われてきた方の新道公開記念の講義を聞くことができた。権現平には以外にも、炭焼きの窯跡が残っており、昔から人と山が共存してきたことを物語る場所である。この辺りには、人と共存しながらいつまでも残したい自然がある。そして、イワウチワが多く見られます。 |
20分ほどの休憩をして、再出発。今日は暑いので少し時間をかけての登山である。 元気な隊長さんは半ズボンになる・・・若いなぁ〜。林道終点から少し登ると根を張った大きなブナの木が現れた。森の主といった感じの立派なブナの木で名物になりそうである。 小津の魔法使いが出てきそうな感じ・・・(^^ゞ
権現平からは、天気が良ければ隣の花房山も樹間から垣間見ることが出来る。作業用の休憩場所と枯れ木の椅子が用意してあ る ・・・と、ここで、思わぬ方から声をかけて頂いた。以前からいつかお会いしたいと思っていたHP管理人の山たまごさんである。今日はわざわざ新道公開に立ち会いたいとお越し頂いたのである。良い思い出がまたひとつ増えました。(o^_^)b 10:20〜10:30 山の講義 |
御嶽山のようにも見える? 権現平から見る花房山(秋) 夏場に見るのは無理かな? |
イワウチワの群落 ・・・春にはいっぱい登山者を楽しませてくれることでしょう。
権現平を外れると急登が始まる。足元にはイワウチワの群落が広がる。ここは、登山道を外さずに登りたい。更に高度を上げると、ニホンシャクナゲの群生地に沿って登山道が続く。やや足元が悪いので要注意。前を行くメンバーが背負っているのは、頂上に立てる案内板である。
根上がりの杉からは最後の正念場。ここをクリアーしないと頂上には辿り着けないぞという急登が待ち構えている。山たまごさんは、この坂をゴヨウツツジ坂と言っていた。この辺りは、これから整備をされるそうだが、ロープに掴まらないと登っていけない。クマザサが出てくるまでの辛抱だ。 |
権現平の休憩地からしばらくは小さなアップダウンを繰返す。その途中に小さな水溜りがある。動物のヌタ場になっているところである。林道をここに通すという話もあるが、出来れば動物たちのためにも残して欲しいと説明がある。しかし、ここに林道が必要か?と 小生も思うのだが・・・山の管理用に何十年か先に計画されているそうである。
ややトラバースぎみの登山道を通り、頂上に続く尾根に上がる。暑さも手伝って息があがる。しばし休憩である。ここの休憩地には、根上がりの杉の木がある。 そして、この辺りにもイワウチワの群落が広がる。
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新ルート最後の急登は、思いのほか長く感じられたが、この急登は約10分ほど続く。
そして急登の後、平らになったクマザサの中の通路を通り、間もなく小津権現社の裏に出る。
11:32社の後ろから頂上へ
ヤレヤレ、3時間半を要して、1157mの頂上に到着。(^^;) 暑さのために水分補給をする。
持って行った水は1.75L+α、残りは500ccだけ。こんな暑い日は、脱水症状に要注意だ。
小津から上がってくるBチームを待つ間に昼食とする。
左に花房山、正面は雷倉への長い稜線 ・・・
小津権現山から稜線続きの花房山へ行けたら面白いと思 うのは小生だけかな?(^^;
賑やかな頂上。タコヤキをどうぞとすすめられた。ゴチニナリマシタ(^^ゞ
山仲間との楽しい一時 新道開通を祝ってバンザイ!
小津からのメンバーと合流し、全員集合して記念写真におさまる。(※ミツルさんより提供)
峰のゴヨウツツジが色づき始めていた。夏の低山の酷暑を出来るだけ避けるために、日陰を選んで歩く。しかし、 汗が滴り落ちる。暑い!(;^_^A 今日は1000mくらいの高さでは、涼しさは感じられない。下界はもっと暑さが厳しいに違いない。勿論、すれ違う登山者もいない。 13:27前衛峰から権現山を振り返る ジリジリと日差しが厳しい。しっかりと日焼止めを塗ってきたが、汗を抑えてくれるわけではないので汗がタラタラと流れ落ちる。水分を補給しないと熱中症になってしまいそう。目の前に高屋山が見えてきた。まだまだ遠い、めまいがしそう・・・^_^; 14:52長い急坂の帰り道
水も底を尽きかけてきた。暑さのせいか?幻か?願望として・・・朝の集合場所に戻ったら、新道公開を記念して冷たく冷やしたスイカが振舞われたなどと言うドッキリ企画が用意されているかも・・などという
期待と妄想に襲われる・・・(^^; |
さて、帰りますか?Bチームと合流し鍵を交換 (クロス)して、Aチームは小津登山口へ向かう。今回はクロス登山なので来た道を戻らずに縦走する。同じ道を歩かないので同じ風景を見ることはない。しかし、5年前に小津登山口から登った時のことを思い出そうとするも、季節が違うので雰囲気や感じが違う・・・
小津権現山から登り返して20分ほどで前衛峰に到着。振り返れば、さっきまで居た真夏の権現山が・・・ほとんど花らしい花に会うこともなくここまで来た。日陰で小休止。凍らせてきた水もすっかり溶けて、ただの水になる。下りはどのくらいかかるかな?もう、帰ることばっかり・・・(^^;) 13:52高屋山を望む
暑い暑いと思いながら下山していると一瞬、サーッと心地よい風が横切る。気持ちいい〜! 15:30小津の登山口着・・・長かった(^^; |
ノコンギク フシグロセンノウ
ヤマジノホトトギス
暑い毎日が続いていますが、下りの途中で、ヤマジノホトトギスとノコンギク、フシグロセンノウに出会う。
そろそろ秋の花も登場か?
(縦走) 藤波登山口P→権現平→小津権現山→前衛峰→高屋山→小津登山口P
●アプローチ
藤波の新登山口 |
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