ボタンプチと御池岳 登りに5時間くらいかかるらしい残雪の猿ヶ馬場への山行が中止となった・・・ならば、それに代わる山行は・・・ 再度、御池のテーブルランド行きか?一人では心もとないので経験のある三重チームのお二人に声を掛ける。「OK、行きましょう。」という快い返事が返ってきた。(^^; 前回はテーブルランドで力尽きたが、今回はテーブルランドの先にあるボタンプチまで行き、鈴鹿の奥座敷を見てみようというという魂胆である。約5時間の雪中行である。( なお冬山は、体力、気力、装備と経験が必要で、十分な準備と計画が不可欠です。 HPに掲載されるレポはその時々のもので、あくまで参考程度にしかなりません。当たり前の話ですが、山の計画は自己の責任において、自分の力量に合わせて立ててください。) |
【各務原発
】 6:00 |
白船(瀬)峠から見る奥の平(1/20) |
7:30 薄暗い登山道を上がる 木和田尾の「入口」の赤ペンキまで来ると、ようやく陽も差してきて明るくなってきた。冷たい朝の空気が気持ちよい。 しかし、201号鉄塔まで上がると風の冷たさが痛さに変わる。(;><)霊仙と伊吹山が白く見えた。
左手に藤原岳の稜線を見上げながら坂本峠へ。坂本谷の福寿草はこの戻り寒波で雪の中か?と谷を見下ろすと、完全に雪で覆われている。きっと、福寿草は雪の中で今年の天候を恨めしく思っているに違いない。(^^;
坂本峠から白船峠への途中には、一部、急斜面を通過するので雪道は注意が必要だ。間もなく、青空をバックにテーブルランドが奥の奥に見えてきた。(^-^)/ |
午前7時過ぎ、 既に登山口前には1台の車が止まっていた。1月に来た時と比べて大分、陽が長くなって来たとは言え、始めの植林地の中はやや薄暗い。今日は、スノーシューにアイゼン装備で少し荷が重い。(^^; 谷筋の細い登山道を黙々と登る。所々に先日来の雪が残る。
更に稜線を上がると白黒のまだら道が雪で真っ白に変わる。青空に太陽があり、明るいこの稜線の登山道の雰囲気は好きだな〜!(^^ゞ サクサクと雪道を踏みしめる感触もいい。
9時、坂本峠に到着。ようやく先行の登山者に追いつく。この先はトラバース箇所があるのでアイゼンを装着。今日は、天気がいいのでテーブルランドからの景色が楽しみだ。(^^;
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9:20 トラバース 元気な三重チームに引っ張られるように着いていく。(^^; やがて、白船峠が見えてきた。先行の単独行さんの姿はなし。静かな山の中である。雪が融けて春になればこの辺りではカタクリが見られるらしい。テーブルランドに上がる前に、この峠で大休止を取ることにした。真の谷までは、尻セードで時間を稼ぐ予定。 |
坂本峠から白船峠までは大きくS字カーブを描くように登山道が続く。先週の戻り寒波で雪が降ったようでその後の踏み跡は少ないが、山好きはいる様で、しっかりと踏み跡が残してある。(^^; 赤ペンキも目印になるので迷うことはないでしょう。但し、ここの急斜面は要注意!アイゼンなしではちょっと怖い。
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9:36 白船(瀬)峠に到着。ここからも伊吹山が見えた。
9:54 やや、何を・・・??(・_・? ヒップそりをバックルに通して固定することにより、両手が自由になった。Tさんは万歳をしながら滑り降りていく。小生も童心に返り、真似をして滑ってみたが、これはなかなか具合がいい。オススメである。歩いて降り るよりも断然早く楽に降りられる。但し、雪が少ないと出っ張った木や石で怪我をするので注意!減速する時は背中のスノーシューかストックでブレーキをかける。 |
大休止の後、いよいよ尻セードで降りていくことになった。取って置きのノウハウを伝授しますよと・・・しきりに登ってくる途中で話をしていた 三重チームの二人・・・何が始まるのかと思いきや、突然、リュックのバックルにヒップそりを固定し、股の間に挟んで尻セードの準備を始めたのである。 街中ではとても真似のできない姿を披露してくれた。(;^_^A 色々思案の末、編み出した技で本邦初公開になるらしい?(^^;)
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10:10 真の谷
白船峠1007mから真の谷850m(しんのたに)まで約15分、雪がやや締まっていたので滑りにくい所もあった。
最初に滑る人は、コースが出来ていないので速さは出ないが、二番手、三番手はスピードが出過ぎるので加減をすること。
10:32 小さなデブリ まず、先頭を切って登り始める。真の谷からテーブルランドまでの高度差は322m。さっき降りてきた白船峠までの高さの2倍以上ある。ここの急登を登りきらないとテーブルランドへは上がれない。ここ一番の難所である。
踏み跡のない斜面は前回よりも少し余分に時間がかかったがお昼までに奥の平・テーブルランドに上がることができた。幸い、青空が広がっている。(^O^)vである。雪山は、視界が利かないとね・・・3月中旬を過ぎるとテーブルランドの雪も大分融けていて、笹が顔を出始めている。楽しめるのも後少しのよう だ。 |
荒れ気味の真の谷近くまで下りると、80cm近くズボッと抜ける所があり、足をとられた。要注意!谷を横断して先日登った急斜面を今日も登る。但し、踏み跡はなし。(^^; 小さなデブリもあるようだが心配ないようだ。ここでスノーシューに履き替える。積雪は20cmくらい。
おそらく先週の寒波で今年の冬も終わるだろう。雪山を楽しめるのも後少し。帰りはここも尻セードで滑り降りてくるつもりだ。(^^; 先頭を交代して、ヒップそりで滑りやすいようにスノーシューでハーフパイプを作りながら登っていくことにした。これに少し時間がかかったかな?
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11:37 テーブルランドが目の前に広がる。大分、ササが頭を出してきたみたい・・・
真っ白に雪で埋まったテーブルランド・・・こちらはササが少ないようだ。
さて、テーブルランドを散策する前にお腹が空いた!まずは、昼食だ。
カリフラ焼き、明宝ハム、ねぎの塩焼き、鯨煮をご馳走になる・・・デザートはイチゴ、食後にコーヒー
各務原キムチはお土産に・・・(^^;
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突然ですが・・・(^_^; 『ポテトチップス 各務原キムチ味』新発売! 今日は持って来れなかったけど、 明日(3/19)から各務原キムチ味のポテトチップが新発売らしい 今度、買ってみることにしよう。 |
13:00 昼食後、リュックをデポして、ボタンプチまでテーブルランドをあちこち散策する。
最初に目の前のドリーネを見に行く・・・青のドリーネはどれだろう?
13:12 テーブルランドの端を確認しながら幾つものドリーネを見て回る
テーブルランドはかなり広〜い!
間もなく、ボタン岩、ボタンプチが見えてきた。(天狗の鼻は隠れていてみえない。)右手に御池岳が見える。
広〜いテーブルランドを縦横無尽にボタンプチを目指して楽しく歩く。
13:14 巨大なドリーネ・・・この下には巨大な鍾乳洞があるかもね?(^^;
13:17 林を抜けてボタンプチを目指す・・・先人の踏み跡が幾つか残っている
13:27 ようやくボタンプチに到着!左手は崖っぷちだ。
ボタンプチからは、お隣の天狗の鼻にいる登山者の姿が見えた。左手には、琵琶湖が見下ろせる。
馬の立て髪のような稜線が面白い。 御池の稜線上にも登山者が見えた。
ボタンプチからは、奥の平〜天狗の鼻の空間に鈴鹿の山々が広がる。雄大な展望が楽しめる。
雄大な展望にカンゲキ!言葉がでない?・・・不思議と寒さを感じなかった。
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テーブルランド 竜ヶ岳 釈迦 御在所岳 雨乞岳 綿向山 T字尾根と天狗堂 琵琶湖 天狗の鼻 ボタンプチからの大パノラマ |
ボタンプチから見る、天狗の鼻〜御池岳〜1241ピークを振り仰ぐ
ボタンプチの上に広がる大空間、止められない時の流れに身を任せ・・・
30分ほど、ボタンプチからの展望をたっぷりゆっくり満喫しました。v(^◇^)v
14:00 さて、そろそろ帰りますか・・・
広々としたテーブルランド、来た道?を戻る。3人の足跡が・・・スノーシューさえあれば、冬はどこでもドーロ。(^^ゞ
14:25 ドリーネに柔らかい木影が落ちる
名残を惜しんでテーブルランドを後にする。また、来てもいいかな。(o^_^)b
14:30 もちろん、帰りも尻セードです・・・(^^;
テーブルランドは2度目、雄大な冬の御池の自然をいっぱい楽しむことができました。
白船峠への登り返しはきついけれど、そこさえ越せば後は下り道
楽しく愉快な一日も、もうすぐ終わるのかと思うと少し寂しい・・・
15:41 午後の斜陽が創り出す縞模様・・・もうすぐ坂本峠だ・・15:50
16:50 そして、1時間後、無事に登山口に到着。お疲れ様でした。
三重チームのお二人、今日はお付き合い有難う御座いました。
テーブルランド、ボタンプチからの眺めは最高でしたね。
お陰で満足のいく良い一日になりました。またひとつ、鈴鹿の魅力に嵌っていきそうです。(^o^)/
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