三井山

金華山から一宮タワーまでの展望
超・低山各務原の山

みいやま
108m

登山口→三井山→登山口
岐阜県各務原市2001.9.24


 各務原台地の南端にある里山です。稲羽にあるこの山の周囲には山がなく、南には小牧山があるだけで、濃尾平野が伊勢湾まで広がっています。当然、平地にある高台として鵜沼にある伊木山と同様に戦略上の要地として利用されたことは想像に難くない。頂上には砦跡が残っています。100m足らずの山で子供連れでものんびりと登ることができます。東面は樹木に遮られて何も見えませんが、頂上からは西面の展望が開けています。


  地図はココをクリック

登り:約15分
下り: 約10分 

 
三井山

 【天    候】 晴れ時々曇り
 【メ ン バ ー】 単独
 【コースタイム】
   9:46--駐車場・登山口
   9:52--休憩小屋
 10:00--頂上・展望台--10:20
 10:03--古墳
 10:08--分岐
 10:10--羽島用水・三井池
 10:12--三井神社
 10:20--駐車場・着

 
三井山登山口

  堤防沿いに真っ直ぐ階段を上がっていくと新境川沿いの山道となる。整備された山道は大きく迂回しながら高度を上げていく。雑木の中で目立つのはクヌギの木である。山道にはどんぐりがいっぱい落ちていて子供たちにとっては楽しい所かもしれない。それほど急坂でもない山道は蛇行しながら続くが、間もなく、中腹の休憩小屋が見えて くる。近所の人たちが散歩に来ている。


15分ほどで頂上展望台

  三井山は各務原市水道事務所のすぐ南に位置し、登山口は三井池公園の三井山ふれあいの森入口にある。三井池公園は稲羽本通りの清水橋から堤防沿いに山の麓に向かうと突き当たりにある。車が5台ほど止められるスペースがあるので空いているところに止める。新境川の堤防沿い の赤い三井龍神橋の袂にある。 案内板も設置されていて、近所の人たちの憩いの場にもなっているようである。登山口は下山口でもあり、周回路となっている。

 
登り始めて5分ほどで休憩小屋

  休憩場のすぐ傍にあるコンクリートの配水池の傍を通り更に高度を上げていくと、展望台が見えてくる。呆気ないほどの時間で・・・15分で頂上に着いた (^^; 超ミニ登山?。こちらにも地元の人たちが景色を楽しんでいる。ここからは南の一宮タワーから北の権現山あたりまで250度くらいの展望(下の写真)が楽しめ 、晴れていれば白山も見ることができる。本来なら360度の展望も可能だが、自衛隊が東にあるので、東面は樹木で遮られていて見渡すことはできない。


木曽川沿いの一宮タワーから養老山脈


西には伊吹山や池田山、岐阜の町並みが広がる


金華山を一望、さらに北の権現山も・・・

 
頂上直下の曲輪跡

  頂上からの周回コースは擬木の階段が続き、TVアンテナが林立する。東面は樹木で見ることはできない。隣の山の自衛隊の基地までは30年くらい前まで尾根続きであったようだが、今は削られて工業団地となっている。木陰の下り道を約10分で麓の羽島用水にかかる宮橋に降りる。橋を渡ると三井池があり、三井池神社まで羽島用水と三井池に挟まれた木陰の参道が続く。


三井池の鴨

 頂上の城跡には御井神社奥之宮が祭られた広場となっており、その周囲には三重の曲輪(「くるわ」と読む。)土塁跡が見られる。 戦国時代の三井山城主は土岐氏の家臣であった三井弥市郎で、後に織田信秀(信長の父親)に攻め滅ぼされたという古文献があるそうです・・・(案内板より)
 平地にある高台なので、見張台として使われたものであろう。頂上からは木曽川をはさんで小牧山を見ることが出来る。その昔、小牧山からは 信秀がこちらを眺め、攻める機会を伺っていたのだろう。

 
左手は三井池、右手に羽島用水が流れる

 三井池では5〜6羽の人懐っこい鴨が餌を求めて近づいてきたが、何もないと分かるとさっさと行ってしまった(^^;  静かな憩いの場ではあるが池の周りは草が茂り、池の水も澱んでいてやや手入れ不足は否めない。
 100m足らずの小山で、すぐ前を木曽川が流れ、日本の歴史を垣間見てきた山である。これより西に池田山まで山はない。

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P→登山口→三井山展望台→登山口→P
 

アプローチ 
新境川にかかる赤い三井龍神橋のひとつ川下の橋から堤防沿いに入り、行き止まりまでゆく。
駐車場 登山口前に5台程度駐車可。
登山道 登山道は明瞭で迷うことはない。
頂上まで15分で到達
展望台  頂上の展望台から、西方面が見渡せる。

 

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