スラリとしたその姿は清楚で可憐、上品な雰囲気を持つ森の貴婦人か。ほの
かな芳香も人を魅了する。多々ある百合の仲間の中では小生の一番好きな花な
ので敢えて1ページを割くことにしました。20代の中頃までこの薄紅色のこんな
にも素敵な花が身近にあることを知らなかったので出逢ったときの感動はとても
大きかった。以来、ささゆりの大ファンになってしまいました。
岐阜県加茂郡七宗町のささゆり。うちのかみさんの生家の裏山に咲いていたものを、気のき
く義母が切り花にして届けてくれました。ただ見るけでは勿体ないので、手入れの行き届かない
自宅の庭の草むらにおいて撮影しました
(^^ゞ
。七宗町は納古山の在るところと云えば分かっ
てもらえるかも。玄関に立てておくだけで家中いっぱいに芳香がただよい、梅雨の一時を爽や
かにしてくれる。かみさんにとっては、ふるさとからの初夏のたよりである。(尚、切り花なので,
根っこは残っていて来年も花が咲きます。低地では育てるのは難しい。念のため・・・
緑の草群のなかにあってひっそりと佇むその姿は一輪だけでもよく目立つ。その姿は、清楚で
奥ゆかしさを漂わせる一昔前?の優しい日本の女性のよう。そして、遠くから見るとただの白い
花かと思いがちだが、その芳香に引き寄せられて側まで行ってみると、春の桜と同じ淡いピンク
をした麗人である。その姿と芳香に思わずうっとりとさせられてしまう・・・(^^;
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