はとぶきやま
鳩吹山

   ( 周 回 ) 山登りのついでにカタクリを楽しむ             
大脇登山口→小天神→カタクリ群生地→
            →氷場ルート→鳩吹山頂上→大脇登山口 

313m

 【岐阜県可児市】0 3/ 3/29


  鳩吹山のカタクリの花をぜひ一度見てみたいと思いつつ、その機会を逃していましたが、今年は”きさくの山歩録”さんのHPで紹介のあったカタクリ開花情報のHPを頼りに、出かけることができました。 しかし当日は、 曇りがちの天気のため気温が上がらずカタクリは蕾んだまま・・・。( ̄□ ̄;)!!  やむなく午前中は鳩吹山の歩いたことのないルートを徘徊し、午後から再度訪れたところ、聞いていたようなカタクリの大群落を楽しむことができ、やっと数年来の念願が叶えることができました。(^^ゞ  レポートは長くなるので一部割愛しました。



  地図はココを
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【天    候】 天候  晴れ
【メ ン バ ー】 単独
【各務原発 】 8:00【現地着 】8:30
【コースタイム】 

 8:40〜14:30

 今回は単独のため、時間は自由に
とれ、まさに鳩吹山を徘徊していまし
た。(^^ゞ 奥の深い山ですね。


日本ラインからの鳩吹山


 
 矢坪馬頭観音前の駐車場

  登山口はこの先の高架となった41号線との交差した所から始まる。3台くらいの駐車スペースもある。鳩吹山まで45分とある「鳩吹山遊歩道大脇入口」の標識から 、高架下をくぐり川沿いに進む。 土手の桜がほころび始めているが、まだ咲いてはいない。コンクリートの橋をわたるといよいよ登山道である。谷沿いの登山道脇には早くもスミレ草が花を付けている。ヤブツバキはもうそろそろ終わりか?まだ春の賑わいには程遠いやや殺風景な山道を登る。


静かな落葉樹の登山道

  最初に出会ったY字分岐標識には、右→「小天神を経て頂上へ」、←左「パノラマコース」とある。初めて登ったときは、ジグザグの小天神コースから、岩場を登る高齢者のグループを見かけた。いつか登ってみたいと思っていたので今日は迷わずパノラマコースへ。(^_^;  ゆっくりと登っていたら、「この先、アルペン気分が味わえますよ」と後から登ってきた一宮の登山者が身軽にさっさと追い越して行く。(^_^;


ジグザグの小天神コース

 岩場を登りつめ、なだらかな雑木林を抜けると真禅寺からの登山道と合流する。合流点からは5分で展望小屋である。しばし小休止。ここで朝飯前に登ってきたというの登山者にカタクリの群落への道を尋ねると小天神から降りてゆく道があるようである。 それにしても朝飯前とはいろんな方がいるもんだ。(^_^; 東に見下ろす小天神へは、大脇口からの登山道の途中に分岐があるようで、ちょっと回り道をしたようだが、初めての登山道は不案内で聞くしかない。(^^ゞ


小天神の展望台から左へ

 美濃加茂方面から国道41号線を南下。「花木センター」の次の信号を左折し、T字路を右折すると間もなく左手に大脇公民館が見えてくる。以前来た時は路上駐車をした 。しかし、できれば駐車場に停めたいと思っていたら、大脇公民館の道路向かいに駐車場があり、これが鳩吹山登山者用の駐車場になっているらしく案内板が立っていた。 登山者専用ではなく、この地区の住民の皆さんのご好意で、公民館を使わない時には利用できるらしい。10台くらい駐車可。既に満車に近いくらい停まっていて、人気のある山であることが伺える。


  標識から右手のガード下へ

  土と枯葉のセピア色の静かな風景の向こうに見えるのは鳩吹山か?花の姿は少ないが春に向けて、木立の静かな準備が確かに始まっている気配がする。 春の匂いがする。春には、この登山道沿いに黄色いつつじ=ヒカゲツツジが見られるそうだ。涸れ沢沿いに偽木の階段が続き、落葉を踏みしめ ながらカタクリの大群落を想像しながら登る。(^^ゞ


岩登りのあるパノラマルート

 杖を持ってきたがここでは邪魔だ。三点支持で登る岩場は槍の穂先のような急斜面もある。1箇所、クサリ場もあり、しっかりと岩を掴み、 注意深く這い上がっていく。短時間ではあるがアルプスに来た気分を味わえました。(^_^;)  また、松の幼木の茂る岩場は所々で展望が開け、景色を楽しむことができる。高度を上げるにつれて、眼下の国道が小さく、そして手前の小山の向こうに可児市の町並みが 徐々に広がってゆく。また、小天神を経由するジグザグの登山道 も見下ろせる。


東の小天神へ

 展望小屋から小天神までは約20分。最高点の先に展望台がある。こちらは手前の雑木が少し邪魔になってきているが・・・上の展望小屋からと同じ展望が得られる。
 はてさて、展望はともかく、小天神からカタクリ群生地へ下りる登山道はどこ(・_・?)  特に案内標識は見当たらない・・・よく探すと、展望板の左手に細い踏み跡がある。ここだなと思い下りてゆく。岩場はないがかなりの急坂で所々に手すり代わりのロープが張ってある。 雑木の登山道を2/3ほど下りてゆくと、雰囲気の良い林となる。こちらからの登山者もいる。カタクリの話を聞くと、この下のようである。

          納古山       御嶽山                    米田白山

頂上小屋からの展望

    ※ 麓の三叉路を左手にとるとカタクリ群生地へ行く。(右手に行くと紅陵閣へ出られる。)
 カタクリの標識があるが花はなし。ロープで区切られた広い麓の林の中の通り道を更に行くと人が多くなってきた。カメラ片手の観光客も多い。 山の麓にはカタクリの大群落があるはずが・・・残念ながら、曇天のうえ少し寒いのでカタクリの花は全部下を向いて萎んだまま・・・ 折角、楽しみにして来たのに・・・(×_×;)ザンネン
  カメラマンたちも手持ち無沙汰のようだ。(^_^; 午後からは天気も良くなり暖かくなれば期待できるということなので、時間繋ぎに氷場ルートを歩いて、再度来てみることにことにする。


案内板                  木屑の遊歩道

                             氷場の跡を見学して、木の橋を渡ると緑の標識が目に止まる。小川に沿って上がった所が 氷場ルートの登山口のようだ。
 緑の標識を見れば、「馬ノ背ルート、悪場アリ、初心者危険」とある。確かに木曽川沿いの広場から壁のように立ち上がる鳩吹山の急登は想像できる。( ;^^)ヘ.. 急斜面の直登でないのが救いだが登山道は細く、ザレた所もあるので注意が必要だ。途中に展望地がある。

 
通路の山手にカタクリの群落が広がる

 群生地の中に立ててある「氷場の標識に従って西に向かう。小さな橋を渡ると戦時中にカヤバ工業の疎開工場があったという広い空地に行きあたる。空地には「飛騨木曽川国定公園」の標識があり、すぐ北側を木曽川が流れる風光明媚な草地の広場である。整備された木屑の遊歩道は、ふかふかして気持ちが良いがそこまでしなくても・・・。ここの立木はモミジのようで、秋に訪れても楽しめそうな場所である。木屑の道の先に氷場がある。氷場とは、大正時代に氷を作っていた所だそうで、大きな石垣の池が7つほど残っている。


木の小橋を渡り「氷場登山口」へ


氷場ルートの途中にある展望地から北面の景色が広がる。


日本ラインを見下ろす展望地

 氷場ルートは最初の展望地だけでなく、所々で展望を楽しむことができる。但し、展望が良いぶん急登でもある。初めての氷場ルートであったが、お勧めのルートでもあると思った。氷場ルートの所要時間は、展望を楽しむ時間を含めても40分ほどであるので是非、体験してみて欲しい。尚、尾根に出て頂上からほど近い岩場を過ぎた所が降り口である ことが分かった。ちょうど西山に向かう分岐点でもあり、標識のない分岐である。下りは当然、急坂となるので下りる時は十分な注意が必要である。


頂上で寛ぐ登山者

  ↑展望地からは瓢ヶ岳から笠置山までの展望が広がり、歩いて来た「飛騨木曽川国定公園」も見下ろすことができる。眼下を蛇行しながら流れる木曽川(日本ライン)を見下ろす景色はなかなかのもの。独り占めで腰を下ろし展望を楽しんでいたら、先ほど、カタクリの群生地であった今日、3人目に会話を交わした右田さんも登って来たのでしばし歓談。話を聞けば可児市の方でこの鳩吹山には、よく来られるとか。鳩吹山のことに詳しく、展望地から滝場へ下りるルートもあると教えていただいた。今度来た時に歩いてみよう。(^^ゞ


氷場ルートへの降り口

  尾根に出た後、頂上も間近なので、展望小屋で一休み。朝来たときよりも沢山の登山者で小屋は一段と賑やかである。誰彼となく話をしました。(^。^) また、初対面の右田さんでしたが、山のことにも詳しく、いろいろと話が弾んで楽しいひと時を過ごすことができました。
 初対面の右田さんとの出会いを惜しんでここで別れ、西山の休憩所でお昼とする。また、西山でお話をした一宮の方は、鳩吹山全体の詳細な山地図 を持っておられましたが、可児市役所でもらえますよというお話でした。
 


西山を周回をして午後から再度、氷場ルートを下りて見事なカタクリの花園へ・・・
ため息が漏れるほどの薄紫の清楚な花の大群落を間近で存分に愛でてきました。
情報をいただいたきさくさんに感謝!楽しい一日を過ごすことができました。
尚、鳩吹山はまだまだいろいろ楽しむことができる山だということも知り、大満足で帰途に着く。
帰りは、紅陵閣経由で下の道路を歩き、大脇の登山口に戻る。今日もよく歩きました。(;^_^A


カタクリの花


見事なカタクリの大群落

カタクリのページはここをクリック


可児の右田さん

--- 山旅人 ---

 鳩吹山のカタクリ群生地でお会いし、氷場〜頂上小屋までご一緒させてもらいました。登山暦が豊富な方で、九州に住んでいた学生時代から山登りを始め、槍ヶ岳へも登られたとのこと。その当時(30年以上前)には、山小屋に泊まる時はお米を持参していたそうです。岐阜に引っ越してきたのも、山が近く、好きな山登りができるだからそうで、根っからの山男。鳩吹山で出会った方々は、右田さんを始め、山好きな人が多いことを
知りました。又、鳩吹山は まだまだ奥の深い山であることも再認識させられた一日でもありました。また、どこかでお会いできると嬉しいです。(^-^)/

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( 周 回 )大脇登山口→小天神→カタクリ群生地→ 
                   →氷場ルート→鳩吹山頂上→大脇登山口 

アプローチ
  美濃加茂方面から国道41号線を南下。「花木センター」の次の信号を左折し 、T字路を右折すると間もなく右手に大脇公民館が見えてくる。
駐車場  大脇公民館の向かいに登山者用の駐車場(5台)がある。公民館前にも7台くらい駐車可。但し、地元の行事のない時に限る。登り口にも3台ほどの駐車ができる。。
大脇登 山口  41号線の高架下をくぐり、川沿いに少し歩く。コンクリートの橋を渡った所が登山口。
鳩吹山パノラマコース  岩登りのルートで、ちょっとしたアルペン気分が楽しめます。
氷場ルート  大正時代に氷を作っていた場所で、その名が残る。急斜面の登山道が続きますが、途中の展望地から北面の景色が広がり、日本ラインを見下ろす。鳩吹山の頂上から西に真っ直ぐ降りていった西山との分岐点が降り口となる。
カタクリの大群落  鳩吹山北斜面の麓の林のにある。紅陵閣を経由しても見に行くことができる。(50台以上駐車できる公設の無料駐車場が紅陵閣駐車場の南にある。)

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